天売島へ海鳥を見に行こう!【観察時の注意点】

 海鳥繁殖地は、野生生物の生息地です。「私たちは野生の世界におじゃましている」という気持ちで観察しましょう。
 海鳥観察の際は、次のことに注意してください。

■道から外れないで

 道のまわりにはウトウの掘った巣穴がたくさんあります。道から外れると、ウトウの巣を踏み抜いてしまいますので、舗装路や木道の上から観察しましょう。

■しずかに、そっと

 海鳥を驚かさないよう、しずかに、そっと観察しましょう。そうすれば、羽音や鳴き声などに全身を包まれ、海鳥繁殖地のまっただ中にいることを実感できるはずです。

■ウミネコをいじめないで

 ウトウの帰巣観察の際、ウトウの運んできた魚をウミネコが横取りするため、ウミネコに対して悪い印象を持つ方がいらっしゃいますが、ウミネコも子育てに一生懸命なのです。野生の世界で起こる出来事を、そっと見守ってください。

■お菓子いぞ
 ウミネコは普段、イカナゴなどの小魚やオキアミなどの甲殻類、そして昆虫など動物質のエサをとっています。炭水化物であるスナック菓子は、ほとんど消化・吸収することができません。
 ウミネコに限らず、野生生物と人間との距離を適正に保つためにも、野生生物は野生のままに、けっして食べ物を与えないでください。


■写真撮影について

 至近距離での強力なフラッシュは、野鳥を驚かせ、ストレスを与えます。ウトウの帰巣シーンの撮影などの際には、必要以上のフラッシュ使用に注意をお願いします。
※左の写真はフラッシュを使わずに撮影したものです。

■天売島の野鳥情報発信中!

 天売島における野鳥たちの情報について、【Facebookページ】で随時掲載しています。興味のある方は、お気軽に海鳥センターまでお問い合わせください。

【北海道海鳥センター】
  〒078-4116 苫前郡羽幌町北6条1丁目
  TEL:0164-69-2080
  FAX:0164-69-2090
  E-Mail:seabird(アットマーク)town.haboro.lg.jp